トップページCMT工法の特長超長距離推進工法

CMT工法の特長

CMT超長距離推進システム

数百m以上の推進距離を低いコストで推進するには推進抵抗の低減は勿論のことですが、残土搬出、推力設備、通気、電力輸送、ヒューム管等あらゆる要素を徹底的に合理化しなければなりません。即ち総合的な技術向上が必要です。

しかし、最も基本的な問題は推進抵抗の低減であることは間違いありません。

フローティングシステム

この工法は、掘進中に連続的に推進管の外周のテールボイドに「緩み土圧抑制材」と呼んでいる塑性体状の粘土を充填し、

(1)その裏込め効果によりテルッアギーの緩み土圧の発生を抑制するのと同時に、
(2)内部のズリ変形抵抗を推進抵抗として捉えた新しい考え方による推進工法です

従って従来の「滑材」による摩擦の低減とは全くその原理を異にしています。

塑性体映像

緩み土圧の進行の抑制

推進工法の指針と解説ではヒューム管にかかるテルツアギーの緩み土圧は、推進距離が短く、短期間に推進が完了することを想定して1次の緩み土圧しか考えていませんでした。

従って、ヒューム管にかかる土圧が時間とともに増加する、即ち時間の関数であることを無視してきました。しかし最近の長距離推進のように500m以上を推進すると、推進期間が1ヶ月も2ヶ月もかかるようになってきたので、緩み土圧の進行を何らかの方法で止めない限り、緩み土圧範囲も2次、3次の緩み土圧がかかるようになってきました。

言い換えれば、長距離推進ではヒューム管にかかる土圧を時間の増加関数として捕らえなくては成り立たなくなってきました。(第1図参照)

第1図 長距離推進時の緩み土圧

いくら良い滑材を注入して摩擦係数を低減しても、摩擦抵抗は土圧と摩擦係数の積ですから、土圧がどんどん大きくなれば推進抵抗は増加します。

そこで、フローティングシステムではテールボイドに緩み土圧を抑制する塑性体を充填することによって、高次の緩み土圧に進行することを止めます。

テールボイドへの塑性体の圧入図

フローティングシステムは塑性体を充填するため、塑性体は流体のように地盤のなかに逃げていかないので、テールボイドの圧力維持が極めて容易です。

そのため長距離推進では安全確実な推進が出来る特色があります。また、塑性体としては粘土を用いているので、実質的には裏込めをしながら推進していることになり、上載地盤沈下防止にも役立ちます。

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施工実績

代表的な施工事例です。

改築推進工法

山口県宇部市

φ840mm

大中口径管改築推進工法

 

紹介動画あり

愛知県

愛知県豊橋市

φ1000mm×1448m

500R 3箇所,700R 4箇所

新潟県

新潟県

φ1350mm

可燃性ガス含有地盤
高土被り
山岳下 120m

神戸市

神戸市

φ1000mm×251m

障害物

地下鉄築造時の親杭

(H300×300-9本)

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