岩盤推進工法
特長1 機内からビット交換ができます
CMT岩盤推進システムにおける複合掘進機は機内からのビット交換を可能にしたことが最大の特長です。この事により、非常に硬い岩盤推進においてもビットの磨耗による推進延長の制限は払拭されました。推進管の耐荷力がある限り岩盤内でも長距離推進が可能です。
硬い岩盤を掘削・破砕しなければならない岩盤推進では『ビットの摩耗』が最大の問題です。優秀なビットを取付けても、岩質によっては数十メートルの掘進でビットが摩耗し掘削が不能になることが多々あります。この時、ビットの交換ができなければその時点で推進工は中断となります。
CMT岩盤推進システムでは掘進機バルクヘッドの点検扉を開き、チャンバー内からビット交換を行います。即ち、CMT 岩盤推進システムでは『推進可能な距離はビットの寿命に左右されません。』
尚、岩盤推進においても切羽面からの湧水がある場合が多くあります。湧水量が多い場合は圧気工法などにより湧水量を減少させてビット交換を行います。そのための『圧気システム』も完備しております。
特長2 半岩半土地盤も掘進できます
一つのスパンの中に岩盤区間と土砂区間が混在すれば、その境目においては半岩半土区間が有ります。また、岩線付近での推進でもこのような状態が多々あります。上下、左右の半岩半土状態においての方向制御は困難を極めます。岩盤推進に於ける難しさの一つです。
CMT岩盤推進システムにおける複合掘進機は『低反力型のゲージカッターを採用して岩盤から受ける反力を押さえ、且つ、カッターヘッドの長さを機径以下に設計することにより操縦性を高め』半岩半土地盤での方向制御を可能にしました。
※地盤改良を要する事もございます。
特長3 軟岩から硬岩までも掘進できます
岩質に最適な多種多様のカッターヘッドで
・圧縮強度20MN/m2以下の軟岩には切削型カッターヘッド
・圧縮強度20MN/m2を越える軟岩から中硬岩にはローラー型カッターヘッド
・軟岩と硬岩を両方含む複雑な岩盤にはマルチ型カッターヘッド
・圧縮強度300MN/m2を超える超硬岩には特別仕様のカッターヘッド
また、岩盤の圧縮強度ばかりではなく、岩盤を構成する岩質や成分によって、ビットに装着するチップの材質や型式の選択が可能です。
超硬質の流紋岩や硬くて粘い溶岩などには、個別のビット使用のカッターヘッドに対応した実績もあります。
特長4 岩盤曲進ができます
中硬岩以上の岩盤推進の方向制御は土砂と異なり、いろいろ難しい技術が要求されます。その為、岩盤内で曲線推進することは非常に難しく、操縦性に優れた岩盤掘進機と高度に熟練したオペレーターが不可欠です。
複合掘進機はカッターヘッドが短く、掘進機本体胴は機長が長く、しかも多関節機能を持たせてありますから、安定性が高く操縦性に優れています。即ち、カッターヘッドが短いため容易に方向を変化させることができます。
また、掘進機前部の方向制御ジャッキと後部の推力点ジャッキを連動して操作させることにより多関節機能を作動させて安定した高い曲進精度を保つことができます。
その他のCMT推進システム
施工実績
代表的な施工事例です。
山口県宇部市
φ840mm
大中口径管改築推進工法
紹介動画あり
愛知県豊橋市
φ1000mm×1448m
500R 3箇所,700R 4箇所
新潟県
φ1350mm
可燃性ガス含有地盤
高土被り
山岳下 120m
神戸市
φ1000mm×251m
障害物
地下鉄築造時の親杭
(H300×300-9本)
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